9 月 30 2008

2008年9月留学生活記録(日本財団)

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秋学期のクラス
1.ろう・難聴者個別援助技術(Practice with Deaf and Hard of Hearing Populations: Micro Intervention)
このクラスでは、主にろう・難聴者のクライエントに対する援助方法や各種理論の適用方法を具体的に学んでいる。このクラスでは、心理社会的アセスメン ト、ナラティブアプローチ、認知療法、さらに以前から自分自身でも実践しているソリューション・フォーカス・アプローチ(Solution Focused Approach)などといった心理学分野でも応用されている各種援助技術と理論を応用して、どのようにろう・難聴のクライエントの支援に適用させるのか をロールプレイなどを通じて学ぶ予定となっている。

2.ろう・難聴者福祉政策援助技術(Practice with Deaf and Hard of Hearing Populations: Macro Intervention)
ろう運動や地域福祉などの国家、コミュニティレベルでの援助方法・政策理論を習得することがこのクラスの主な目的となっている。実際に、講義形式だけでは なく地域のろう・難聴者の教育や福祉の向上に寄与するプロジェクトに参加して、様々な専門家や団体と協働する中で、理論と実践を学んでいく予定となってい る。教授が用意したプロジェクトは、
(1)カメルーンのろう学校(ギャローデット大学卒業生によって数年前から運営されている新しい学校)への経済的支援
(2)全米赤十字社の緊急援助サービスにおけるろう・難聴者支援プログラムの向上
(3)メリーランド州におけるろう・難聴者を対象としたメンタルヘルスプログラムの再編並びに再開発に伴う各種事業の推進
の3つである。以前からアメリカのろう・難聴者のメンタルヘルスサービスに興味を持っていたので、(3)のメリーランド州のプロジェクトを選んだ。現在の 予定では、メリーランド州の知事の下に設置されているろう・難聴者局(Office of the Deaf and Hard of Hearing: ODHH)の主導の元に、ワークショップの企画立案、ろう・難聴者専門の医療ユニットがある精神科病院に出向いて、ろう・難聴者の調査(もちろん、メリー ランド州がすでに倫理審査を申請している)が予定として挙げられている。

3.ろう・難聴者における人間発達と社会環境の問題(Issues in Human Behavior and the Social Environment: Deaf and Hard of Hearing Populations)
このクラスでは、主にろう・難聴者を取り巻く状況について理解するために発達心理学や社会学などの様々な領域におけるろう・難聴者の生涯発達と社会的な問題について学んでいる。またろう・難聴当事者だけではなく、両親などの家族を取り巻く状況についても学ぶ。

4.ろう・難聴者に関する調査実習(Research Practicum- Deaf and Hard of Hearing populations)
自分が興味のあるテーマについて調査を実施することが求められている。博士論文に必要な調査を実施できたらと考えている。留学目的の1つは、アメリカのろ う・難聴者に関わる専門職の養成方法と就労状況を知ることである。そのため予定としては、全米のろう・難聴者に関わっているソーシャルワーカーの実態調査 を実施できたらと思っている。

5.学校ソーシャルワーク援助技術(School Social Work Practice)
このクラスでは、クラス名の通りに、学校における学生や家族を対象にしたスクールソーシャルワーカーのあり方や援助技術について学ぶことが求められてい る。毎回、ろう学校やろう・難聴児、その家族を対象にしたケースを想定しながら、ロールプレイなどを通じて各種分析・援助方法について学んでいる。

6.自由研究(Independent Study)
このクラスは、必修ではないが、同級生と二人で、薬物・アルコール問題が専門の教授の指導の下で、自由研究として「薬物乱用に関する教育:文化的・言語 的介入(Substance Abuse Education: A Cultural and Linguistic Intervention)」として、日本のろう・難聴者に関わる専門家への薬物・アルコール乱用についての知識や支援方法に関するトレーニングプログラ ムを開発することがこのクラスでの最終目標となっている。

Council on Social Work Education (CSWE)
全米ソーシャルワーカー協会(National Association of Social Workers: NASW)やアメリカスクールソーシャルワーク協会(School Social Work Association of America: SSWAA)がソーシャルワーカーの専門職当事者団体であるのに対し、全米ソーシャルワーク教育協議会(Council on Social Work Education: CSWE)は、学士・修士レベルでソーシャルワーク教育プログラムを提供している大学に対する評価機構として機能している。CSWEは、1969年より前 述のソーシャルワーク団体や政府の支援を受けて、全米中の大学におけるすべてのソーシャルワーク教育プログラムを定期的に評価している。アメリカにおい て、一般的にソーシャルワーカーを志望する場合には、CSWEが認定している大学に進学し、社会福祉学修士号を取得し、さらに各州が実施するソーシャル ワーカー資格試験に合格する必要がある。
ギャローデット大学ソーシャルワーク学部・研究科は、約2年間の準備期間を経て、最終的に2009年2月に発表される認可審査のプロセスの真っ最中であ る。もしも認可されれば、今後8年間に渡って当該プログラムが有効であると認可され、ギャローデット大学にとっても大きな価値のある実績となる。多くの ソーシャルワーク学部の専任教員が夏休みを返上して、認可継続のための書類、報告書作成に追われていたようだ。9月24,25日の2日間にわたって、2名 の高名なCSWEの理事(また他大学のソーシャルワークの教授でもある)が、審査の1つとして課せられている面接調査のためにギャローデット大学を訪問さ れ、教員だけではなく現学生である私たちを対象にした集団面接が1時間にわたって実施された。面接では、学生に対して、ろう・難聴者のためのギャローデッ ト大学におけるソーシャルワーク教育プログラムの意義や現状、改善点などを聞かれた。緊張したが、「自分は留学生であるが、世界中どこを見てもろう・難聴 のクライエントの支援のためのソーシャルワークプログラムを学べるのは、ギャローデット大学だけであり、大きな存在意義があると考えている。」と自分なり の素直な考えを述べた。
面接終了後の審査員による報告では、ろう・難聴者のためのソーシャルワーカー養成プログラムがあること、ろう文化を理解し、また手話の出来るソーシャル ワーカー養成の重要性について評価していることが発表された。最終発表は、2009年2月の予定のようだが、報告を聞いてひとまず安心した。

27歳の誕生日
9月21日に、晴れて27歳になった。留学生活、すなわちギャローデット大学で迎える最後の誕生日だった。多くの人にサプライズの誕生日パーティをして もらった過去2年の比べて、今年は静かな誕生日を過ごした。ただ、連週連日で夕食やランチに誘われたので、少々過食ぎみではあるが、メッセージカードをい ただくなど、充実した誕生日を過ごすことが出来た。ただただ自分を産んでくれた母親に感謝感謝!!

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8 月 31 2008

2008年8月留学生活記録(日本財団)

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新学期

長い夏休みが終わり、ついに留学生活最後の最終学年が825日からスタートした。久々のワシントンD.Cということもあり、現地に到着した当初は時差呆けとの戦いであった。長距離の飛行機の経験は多いのだが、いくら工夫をしても、本当に時差呆けには弱いのだなとあきらめつつある。誰かこれだという時差呆け対策があれば、連絡して欲しいと思っている。

ソーシャルワークに関する基礎科目が中心であった去年と違って、今学期は聴覚障害そのものやろう・難聴者の生活実態に焦点をあてた科目を中心に構成されている。科目としては、「ろう・難聴者個別援助技術演習(Practice with Deaf and Hard of Hearing Populations: Micro Intervention)」、「ろう・難聴者福祉政策援助演習(Practice with Deaf and Hard of Hearing Populations: Macro Intervention)」、「ろう・難聴者における人間発達と社会環境の問題(Issues in Human Behavior and the Social Environment: Deaf and Hard of Hearing Populations)」、「ろう・難聴者に関する調査実習(Research Practicum- Deaf and Hard of Hearing populations)」、「学校ソーシャルワーク演習(School Social Work Practice)」、「自由研究(Independent Study)」の6クラス、計18単位である。しかし、調査実習については、履修を免除されているが、今後の博士論文の参考にするために聴講生としての授業参加である。自由研究については、一人のクラスメイトとともに薬物依存が専門の教授の指導の下に、自分の興味のあるテーマについて自主研究をすすめるという内容である。今学期は、日本の聴覚障害に関わる社会福祉専門職への薬物依存などに関する資料を提供するための資料作成を中心に進めていく予定である。学期が始まったばかりなのでそれぞれの科目についての詳細については、9月の生活記録にて説明したいと思う。

東京学芸大学からの訪問

東京学芸大学の濱田豊彦准教授と学生4名によるGallaudet University訪問を2日間に渡ってお手伝いさせていただく機会があった。当日は、主に日本手話・アメリカ手話間通訳を務めたが、通訳を専門的に勉強したこともないので,結果的に当然,役不足で、彼らに迷惑をかけたかもしれないが、ギャローデット大学滞在を少しでも楽しんでもらえたのであれば幸いである。メンタルヘルスセンターや障害学生支援室の専門職員との懇談は、自分にとっても大いに収穫があり、貴重な時間でもあった。さらにダヴィラ学長との面談も実現し、充実した一時を共有させていただくことが出来、私にとっての初めてのGallaudet University案内という重役を果たすことができたと思う。これもひとえにGallaudet Universityのインターナショナル部署のDr.Masonや日本人の友人などの協力のおかげである。ワシントンD.Cの観光などを通じて、彼らとの交流なかでGallaudet Universityの印象を聞くことができたり、私よりも若い二人のろうの学生との交流ができたことが自分にとって大きな励みとなった。またいずれ誰かを案内する機会があれば、もう少し上手に観光できたらと思っている。多くの日本人や専門家にGallaudet Universityやアメリカのろう社会について知ってもらえるように努力することも重要なことであると実感した2日間であった。

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8 月 08 2008

2008年7月留学生活記録(日本財団)

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はじめに

大学の夏休みを利用して,日本に帰国し,多くの友人との再会や日本食を楽しんだ.また来年5月の卒業後の日本での活動再開にむけた情報収集や母校への復学準備をするなどの充実した時間を過ごした.いつも帰国する度に日本の文化の良さ,今まで知らなかったことなどに気付くことも多い.たとえば、飲み会の形式、手話サークルの存在、電車などの交通ラインの充実度などである。多くの人から、残り1年となった留学生活を頑張るためのエネルギーをもらったような気がした.やはり、留学生活はおそらく,春からアリゾナ州へ現場実習に行くため,実質的にワシントンD.Cで過ごすのはこの秋学期が最後になる.最後の夏休みを有意義に過ごし,秋学期の講義準備を含め、来年の帰国に向けて就職活動も含めていろいろと準備を進めたいと思っている.

サマースクール

サマースクールを楽しみにしていたが,クラスを開講するための最低条件である受講学生6名以上の申請がなかったため,サマースクールの受講はキャンセルとなってしまった.受容予定だったこのクラスは,聴覚障害者に関わる,関わろうとする専門職のための聴覚障害入門のようなものである.これは,自分の聴覚障害児・者に関わる専門職の養成という留学テーマにも適しており,どのようにクラスを進めるのか楽しみにしていたので,残念だった.しかし,シラバスを手に入れることが出来たので,今後の参考にしたいと考えている.

友人の来日

ギャローデット大学の友人が夏休みを利用して,来日した.私の実家や母校の後輩のろう学生の自宅,東京都のろうあ児施設である金町学園などに滞在した.これまでにアメリカの友人のために観光案内などをしたことはあるが,アメリカ手話を使用しながらギャローデット大学からの友人を案内することは初めてであったので,最初は戸惑ったが,次第に慣れてきて,友人も少しは日本を楽しんでもらえたかなと思っている.来年度中にギャローデット大学の先生や学生が日本ツアーをしたいというお話を頂いているので,そのときのためにも今回の経験は大変参考になった.自分としては,日本のろう社会の状況などを知ることが出来るようにろう者との交流が出来るように案内したつもりであった.今度、友人に感想を聞いてみたいと思っている。

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7 月 22 2008

最新情報を更新しました

特別研究員をしている独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)の広瀬洋子研究室のサイトで公開されているギャローデット大学報告で,新しい情報を追加しましたので,時間のあるときにご覧ください.今回は,キャリア開発支援と卒業式について報告しました.

ギャローデット大学報告サイト

http://ship.nime.ac.jp/~disable/gallaudet00.htm

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7 月 03 2008

2008年6月留学生活記録(日本財団)

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1.始めに

6月は、特に大きな予定はなかったが、友人と遊んだり、ドライブに行ったりして夏休みを楽しんだ。しかし、来年の春からの実習先について、大学の実習担当教授との連絡や施設概要についての学習に時間を割いた。また来年以降に母校の博士課程に復学する予定となっているため、来年からの日本での活動再開のための情報収集にも取り組んだ。この留学のテーマである「アメリカにおける聴覚障害児・者に関わる保健・医療・福祉専門職の養成」と博士論文のテーマである「聴覚障害児・者に関わる社会福祉専門職の専門性」は、密接に関係しており、これからの帰国までの1年間が留学のテーマに関わる研究や情報収集、さらに留学成果の結集に向けた取り組みが必要になってくる。帰国後は、講演、ワークショップ、報告書作成などの様々な形で日本の聴覚障害児・者に関わる専門職やろう・難聴当事者との情報共有、議論ができたらと考えている。そのためには、今後の1年間の計画を丹念に練ることが重要となる。以下、簡単に実習予定先の紹介してみたい。

2Arizona School for the Deaf and the Blind (ASDB) Community Outreach Program for the DeafCOPD

まだ正式に決定したわけではないが、ASDBCOPD は、春からの実習先の有力候補である。二つとも南部に位置し、インディアンの保護区などで有名なアリゾナ州(Arizona)の準首都でもあるチューソン(Tucson)にある。おそらく、2つの実習先にそれぞれ週2日ほど勤務し、週5日ほどの勤務となる予定で、実習担当教授を中心に調整が進められている。

ASDBは、名前通りに盲ろう学校と直訳できるが、実際には同じ敷地の中に盲学校のキャンパスとろう学校のキャンパスの2つに分かれているだけである。アリゾナ州のろう学校は2つあり、1つが首都であるフェニックス(Phoenix)にあるPhoenix Day School for the Deafと、もう1つがチューソンにあるASDBとなっている。前者が寮を併設しない通学制ろう学校であるのに対して、ASDBは、寮を併設している入寮制のろう学校となっている。そのため、ASDBは、通学できない地域に住むんでいるろう・難聴児や寮生活が適しているろう・難聴児、盲ろう児などが入学して学んでいる。日本の場合、通常のろう学校の寮に住む学生は、週末には実家に帰るのが通例であるが、ASDBの場合には車で10時間かかるような場所に実家がある学生もいるため、毎月の初めの1週間が休みとなっており、1週間家に帰ることが出来るようになっている。もちろん州のバスが学校から実家近くまで送迎してくれるシステムになっているようだ。なお、ASDBは、1912年にアリゾナ州が48番目の州としてアメリカ合衆国に加州したのと同時期に設立された。

一方で、COPD は、Tucson周辺のろう・難聴者のための精神保健センターのようなものであり、近年は、特にアルコール・薬物依存に関する支援に力を入れている。自分の専門が社会福祉と言うよりは臨床心理学に近い精神保健学(メンタルヘルス)とリハビリテーションであるため、ここでの実習は今後の自分の活動に大きな示唆をもたらしてくれると信じている。具体的には、アルコール・薬物に関わりを持つろう・難聴者への支援、情報提供を中心に学ぶことになるだろう。また情報提供の方法として、インターネットという媒体を利用した手話などを使用した視覚的な情報を含めた情報源の開発に関わる予定となっている。

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7 月 01 2008

バイオグラフィを追加

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ページとして、新たに「バイオグラフィ」を追加しました。高山亨太の赤裸々な生活史?を綴っていますので、時間のある折にお楽しみください!

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7 月 01 2008

背景を変えました!

Published by Kota Takayama under お知らせ

このサイトの背景を変えました!今までで一番見やすいと思っています。

改めて、簡単にこのサイトの説明を・・・何?知っているよって?まぁまぁ、そう言わずに。笑

1.ホームページに当たる部分が、「ページ」の部分になっており、多くの情報がそれぞれのテーマに基づいて、公開されていますので、好きなテーマを選んでお楽しみください。 もし、新しいページを作成したら、ブログにてお知らせしますので、該当箇所をクリックしてゆっくり閲覧ください。

2.ブログに当たる部分が「最近の投稿」もしくは、「カテゴリー」、「アーカイブ」のそれぞれの好きなところから閲覧することが出来ます。随時投稿していますので、お楽しみください。

3.お世話になっている他の人のサイトなどを「ブログロール」として、掲載していますので、是非訪れてくださいね!

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6 月 26 2008

大学で学ぶ障害学生の状況

大学で学ぶ障害学生についての在籍状況についての調査結果が日本学生支援機構より発表されました。まだまだ僕が大学生だったときと比較して、あまり変わっていないというのが実感といったところでしょうか。調査結果は、日本学生支援機構のホームページ上で公開されています。

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時事通信社

手足や視聴覚に障害のある学生が進学、就職できた割合が6割弱にとどまることが、独立行政法人日本学生支援機構(東京都)が大学などを対象に行った 2007年度調査で分かった。同機構特別支援課は「障害学生の進学、就職状況は厳しい状況にあり、支援が必要だ」と話している。

調査は、全国の大学、短大、高等専門学校の全1230校を対象に07年5月に実施。身体障害者手帳を持っていたり、健康診断で障害があることが分かったりした学生について質問し、全校から回答があった。

それによると、06年度に最高学年に在籍した障害学生は1217人で、07年春に卒業できたのは1005人。このうち、大学院などへ進学した学生は190人、就職したのは521人。重複を除くと計679人で、在籍者の55%だった。 また、調査時点で障害学生がいた学校数は全体の57%に当たる710校。総数は5404人だった。 710校のうち、聴覚障害者のために補助者がノートを書き取ったり、手足の不自由な学生に専用の座席を用意したりする「授業保障」を行っていた学校は93%に上った。

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6 月 26 2008

福島智博士

東京大学の准教授である盲ろうの福島智先生が自身の経験を分析した博士論文で博士号を取得しました。世界でも初めての盲ろう者の博士号取得者のようです。日本でもろう・難聴者の博士号取得者がいますが、まだ10名程度だと間柄れますの出、もっと増えて欲しいですね。

以下、中央日報の記事を転載

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福島智

福島さんは目と耳がともに不自由なのにもかかわらず東京大学で教授となった人物。全盲ろう者の博士号取得としては日本初の福島さんは 11日、東大で、自身の日記と作文、録音テ―プなどの資料を分析し、指点字で他人との意思疎通が可能になった経験を記述した論文で、博士号を受ける予定 だ。

神戸出身の福島さんは生後5カ月で患った眼球の炎症により3歳で右目を、9歳で左目を失明した。1年間、自宅で療養した後、盲学校に通っ

深い水中に沈んでいくような絶望感だったという。同氏は全盲ろう者の苦しみを「消されたテレビ」にたとえる。耳が不自由な人はテレビ の画面だけを見ているのと同じで、目が不自由な人は音だけ聞いているのと同じだとすれば、全盲ろう者は「テレビの電源を切ったのも同然の状態」というたと えだ。

完全な暗闇と寂寞感から福島さんを立ち直らせたのは母親の令子さん(74)だった。福島さんは「母の限りない励ましのおかげで私は“これ以上沈めない。どん底から這い上がって自分の人生を設計しよう”と自信を徐々に取り戻していった」と当時を回想した。

母は点字を習って息子と対話を交わし、世の中の話を聞かせてくれた。しかし重いタイプライターの持ち歩きは大変で、外出すると疎通の 方法がなかった。ある日、息子ともめている途中、もどかしくなった母が、思わず点字タイプライターの指使いで福島さんの指に「サトシ」と打った。福島さん は思わず「はい」と答えた。「指点字」が誕生した瞬間だった。

指点字は、2人が指を重ねて点字タイプライターをたたくような動きで意思を伝える方式だ。現在、日本国内の約800人にのぼる全盲ろう者の中にも福島さんの指点字を利用している人がいる。

「こんなふうに勉強していては無意味」と悩んでいたところ、自分と同じく目と耳が不自由な7歳の少年に出会った。これを機に「あの子が世の中に出られるよう助けてあげたい」として、障害者教育などを専攻、現在に至る。

93年に身体障害者ボランティアスクールで、教師と弟子として出会った夫人とは95年に結婚した。母から譲り受けたユーモアのセンス で2人は近づいた。福島さんは夫人に会ったとき「9歳で失明、18歳で聴力を失った。9年ごとに厳しい状況がやってきたので、27歳のときには何が来るか と思っていたら(ビールを飲みすぎたからか)お腹が出た」と話したという。

01年には東京大学先端科学技術研究センターの助教授に赴任し、バリアフリー部門の研究に全力を尽くした。論文には自分がコミュニ ケーションを通じて新たな生き方に目覚めた過程も記述している。論文を通じて福島さんがこの世に伝えようとするメッセージは「コミュニケーションは空気や 水、食べ物と同様で、人間に必要とされるもの」ということだ。

博士号を取得した論文の作成には計6年がかかった。すべての資料を電子データ化した後、点字ソフトウエアに変換して読んだ。論文は コンピューターに入力し、点字に変換した。しかし論文を書く間に目と耳の役割をした指に炎症が生じ、ストレスによる適応障害の診断まで受け、しばらくの 間、休息を取ったこともあった。

障害者施策推進に向けた活動に率先している福島さんは現在、日本教育学会・日本特殊教育学会の会員、全国盲ろう者協会の理事、 WBU(世界盲人連合)盲ろう者活動常置委員会の委員などを兼任している。96年に吉川英治文化賞を母と共同受賞し、02年には「アジア太平洋障害者の十 年」最終年記念障害者関係功労者として内閣総理大臣から表彰された。

03年にはニューヨーク・ヤンキースで活躍している松井秀樹らとともに米タイムズ紙の選んだ「アジアのヒーロー」に選出された。

博士号を取った福島さんには、また新たな目標ができた。米国の視覚・聴覚障害者のための教育・職業訓練・リハビリセンターの「ヘレン・ケラー視聴覚障害センター」のような施設を日本に設けることだ。 

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6 月 06 2008

2007年度春学期第5回レポート

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2007年度春学期第5回レポートです。PDFになっていますので、PDFをお持ちではない方はPDFをダウンロードしてからご覧ください。
2007年度春学期第5回レポートは、右をクリックしてください→takayama2007springreport

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